ニュー・ブルースカイ・イン」のロビーに一歩足を踏み入れると、ここにあるすべてのコーナーが単なる装飾ではなく、実際に存在し、時間によって認識されてきた物語なのだ。
さまざまな時代、さまざまな出自のオブジェが、ここで静かに出会っている。あるものは遠くヨーロッパから、あるものは台湾の戦後を目撃してきたもの、そしてあるものは1969年の建物そのものの痕跡である。
ノスタルジックな飾りではなく、別の場所にだけ存在し、そして今も見られ続けている本当の歴史なのだ。
ニューブルースカイのロビーに足を踏み入れると、しばらくここに滞在する価値があることに気づくだろう。コレクションのひとつひとつに歴史があり、ゆっくりと読み解くのを待っている。
青空千歳ウォール|ラゲッジ・メモリー
デザイナーは、198個のヴィンテージのスーツケースで壮大なオブジェの壁を作り上げた。
私は列車で旅をし、台湾海峡を渡り、戦後台湾の最も激動の時代を歩いてきた。
それらは20世紀半ばの庶民の生活と移動文化の真の容器であり、衣服、思考、そして無数の悲しみと期待が詰まっている。
今、それらはここに集められ、大規模なインスタレーション・アートへと姿を変え、移住の集合的記憶を静かに伝えている。通りかかった旅行者は皆、この壁に自分の出発や帰国の姿を見ることができる。
クリスタル・シャンデリア|1930年代のアートステートメント
ホールの高い天井には大きなクリスタルのシャンデリアが吊るされている。
一目で目を引く。
単なる照明ではなく、時代を表現している。洗練され、シンメトリーで華麗で、美しさそれ自体が態度であった時代。クリスタルからの屈折した光が、ホールの中央にその時代の最も誇らしい瞬間を縁取っているようだ。
顔を上げた瞬間、年月が静かに蘇る。
ステンドグラス|イタリアからの光
この窓は遠いイタリアの教会のもの。
ステンドグラスは、ヨーロッパのゴシック建築を代表する工芸品のひとつで、色ガラスに鉛の帯をはめ込み、光そのものが絵筆となる。ひとつひとつ丁寧にデザインされ、窯で焼かれたステンドグラスは、教会の高い壁に飾られ、光と神との出会いを体験する無数の人々の目を上へと導いてきた。
台中中心区にあるこの店は、ステンドグラスに陽の光が差し込み、床一面に色とりどりの光が散らばる瞬間が、この空間全体で最もスピリチュアルな瞬間となる。何も言わなくても、光はすでにすべての物語を語っている。
ボイラーカウンター|建物が生きている証し
レセプション・カウンターは、1970年代にはお湯を燃やす大きなボイラーだった。
夏も冬も、雨の日も晴れの日も、毎日毎日燃えて暖まり、すべての部屋に温度を送る、建物全体で最も忙しい存在だった。当時は瞬間湯沸かし器もなく、お湯の建物で、次から次へと炊飯器を焼き切るために、すべてがこのヒーターに頼っていた。
今はもう燃えてはいないが、形を変えて残っている。すべてのパティナは、この1969年の建物が生きてきた証なのだ。
温度という形は変わっても、継続性という考え方が消えることはない。